【プロジェクトの概要】
プロジェクト:「寿司といえば、富山」ブランドロゴマークデザインコンペ
制作内容:ブランドロゴデザイン
制作区分:コンペ応募作品
制作年:2024年
【 コンペの背景とテーマ 】
「寿司といえば、富山」のブランドイメージを象徴するロゴ
富山の寿司の魅力を広く発信し、「寿司といえば、富山」というブランドの認知度・付加価値を高めることを目的に実施された、ブランドロゴマークデザインコンペ。
富山らしさを表現するとともに、さまざまな媒体や場面で長期的に活用できる、ブランドの象徴となるロゴマークが求められました。
【 コンセプトとデザインアプローチ 】
富山の地形と「鮨」の文字を、一つのシンボルへ
「寿司といえば、富山」というメッセージを、視覚的にも直感的に印象づけることを目指しました。シンボルの核としたのは「鮨」の文字。
その「ヒ」の部分に富山県のシルエットを組み込み、「鮨」と「富山」という二つの情報を一つの造形の中に集約しています。
この組み合わせの理由は、伝えたい「食」と「地域」を、切り離さずに印象づけるためです。「鮨」の文字で寿司を、県のシルエットで富山を伝え、ブランドのメッセージとロゴの形が結びつく構成にしました。
一見したときの力強さと、細部に目を向けることで新たな意味に気づけること。その両方を成立させ、記憶に残るブランドシンボルを目指しました。
【 ロゴデザインと表現 】
六角形に込めた、長寿と発展への願い
シンボル全体を構成する六角形は、古くから長寿を象徴する吉祥文様として親しまれてきた「亀甲」に着想を得ています。
そこには、「寿司といえば、富山」というブランドが広く認知され、長く愛されながら発展していくことへの願いを込めました。
さらに、六角形の上下に設けた鋭角的なラインは、海から山へと大きく標高が変化する富山のダイナミックな地形を抽象化したもの。
約4,000mもの高低差をもつ富山ならではの自然環境を、シンボルの輪郭そのものに落とし込んでいます。
文字にも忍ばせた、富山らしさ
ロゴタイプにも、シンボルとは異なるかたちで地域性を取り入れました。
「TOYAMA」の「A」の一部には、富山を象徴する立山の稜線を想起させる形状を採用。
「A」と山の稜線に共通する形を生かすことで、文字の中に風景を取り入れています。シンボルとロゴタイプに「富山の地形」という共通の軸を持たせ、ロゴ全体の一貫性につなげました。
シンボルからロゴタイプの細部に至るまで富山の風景を織り込み、ブランドの背景にある土地そのものが伝わるロゴを設計しました。